最速で見極める教材分析の方法 ver.1

最速で見極める教材分析の方法 ver.1

日時 2024年5月25日(土) 13:30~16:30
場所 福岡市中央区 渡辺通 5-25-15 地産ビル天神 908号室

マップ: https://maps.google.com/maps?q=33.58857092159846,130.40304699945665&zoom=16

学習内容は子どもが興味があれば
どこからでもどうぞ・・・というわけにはいきません。

教材研究には大きく二つの視点があると
思っています。

一つが文化の後追い。
もう一つが概念の形成。

まず、文化の後追いです。
学習内容というのは先人が作った文化の後追いです。

どんな天才も、それより前の人たちの取り組みの上に
自分の業績を積み上げてきました。

相対性理論の理解するためには
まず物理学の基本から学ばなければなりません。

跳び箱でヘッドスプリングができるためには
その前にできておかなければならないことが
必ずあります。
(器械運動は、完全な技術の系統の上にあります。)

音楽も絵画も社会科学も大きな流れは同じです。

義務教育で学ぶべき基礎が存在するのです。
そしてまずそこを通過しないと先へは進めないのです。

これは一つの単元という小さな範囲の中でも言えます。

二つ目が概念のネットワークです。
知識は他の知識と脳の中で網の目のようにつながります。
つながらない知識はほとんど役に立ちません。

そして、この概念のネットワークには
軽重があります。
重要な概念があり、そこに他の概念がつながりながら
大きな概念を作っていくのです。

江戸時代のことを何にも知らない子どもに
「天草の乱」を教えても意味が分かりません。

今、「天草の乱って何だっけ?」と思ったみなさん。
そうです。その感覚です。
重要度の低い情報ばかりががらくたのように
散らかっていても、理解はできないのです。
むしろ混乱の末、
それ以上のインプットが拒否される可能性もあります。

これも1時間の授業の中でも言えることです。
ただばらばらと情報を提示し、
それを覚えろと言われても、分かるわけがないのです。

教える内容を教師が見抜き、それを
適切に配置しなければ授業は混乱します。

こんな話をすると、
教師主導の授業と批判する人がいます。
私はマジで分かってないなあと思っています。

おもちゃ箱のブロックで好きなものを作る、
公園に行って好きなもので遊ぶ、
そんなレベルで授業はできないのです。

みなさんも
ロケット工学を学ぶために好きな本を選べ
と図書館に連れて行って放置するようなことは
さすがにしないでしょう。

子どもの意志だけで高いレベルにたどり着くほど
学問とは安易な道ではありません。

そうした学問を身につける上での
基本的な枠組みについて話をします。

この講座は、実は
教師の働き方改革の一環でもあります。

効果的な教材研究は、
授業の生産性を高めます。
短時間でいい授業を組み立てられれば
その分、時間とエネルギーをさらに高いレベルへ
向けられるのです。

みなさんの中には、「歴史が苦手」という方がいらっしゃると思います。
歴史が苦手という方の多くは、
出てくる人物や出来事、年代などが、頭の中にばらばらに散らかり
まとまっていないような状態ではないでしょうか。

授業で習ったとはいえ、先生は次から次と覚えることを突き付けてくるだけ。
それを聞いていると「だから、一体何だというのだ」
という気持ちになるのではないでしょうか。

これは歴史に限ったことではありません。
実は運動や音楽、絵画などの分野でも同じことが言えるのです。

実は、知識、技能、情報という人から人へ伝えられるものには
優劣や高低があります。
重要な最低限をまず頭に入れていきます。
それが理解できれば、その周辺に位置する情報がつながってきます。

頭の中の情報はネットワークです。
他と繋がってこそ意味も価値も生み出すのです。

反対に言えば、教える側はその優先順位を知らなければなりません。
優先順位の高い情報を見抜き、そこから攻めていきます。

それがわかれば子どもたち(いえ、大人も)理解のスピードが
全くと言っていいほど変わります。

この情報の優劣の見抜き方を原理的に解説するのが
この講座です。

一度身につけてしまえば、教材研究の速度は格段に上がります。
一緒に「情報のネットワーク」の見抜き方を解明しませんか。

参加人数 20名限定(オンライン受講 若干名可)

参加費 キャリプラ先生塾会員 無料
    一般参加 5000円

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