学級経営

　学級のネットワークが形成される初期の段階、子どもたちは何を基盤に考えていいかと思っています。そこへ教師の指導が入ります。

　クラス替えとは、強制的なネットワークのリセットです。そのストレスの反動が「黄金の３日間」と考えてもいいでしょう。

これまでの学級経営が制度疲労を起こしつつあります。これからの時代に適合する新しいシステムの理論と実践を提案します。

　掲示物の中よりも、教師の心の中に自分がいるかどうかを確かめているのです。学級ネットワークの基盤です。

　学級をネットワークだと考えると、いろんな人がいた方がおもしろいという感覚になります。「箱」理論ではそうはいきません。

　何か問題が生じたときに、連帯責任を負わせようとするシステムは、もはや古すぎて、反感しか生まないです。

　孤立する子どもたちを助けるのも、やはりネットワーク理論から考えれば、答えが見えてきます。

　教師の発言力がどうしても強くなる教室では、教師の価値観がネットワーク形成に色濃く反映します。

自然発生的なネットワーク形成でも、担任教師ができることは実はたくさんあります。

学級ネットワークの中で最も強い存在は誰だと思いますか。その自覚があるのとないのとでは、大きな違いが生じます。