けんかへの戒め(高学年向き)

子どもへの言葉

 友だちとけんかをすることがありますよね。
 けんかはしない方がいいですが、人間ですからやってしまうこともあります。

 けんかというのは頭に来てどうしても我慢ができないから手が出てしまったりするのですよね。
 けんかしているときというのは、どちらも自分は間違いないと思ってやっているものです。冷静になったら気づくことはあるけど、やっている最中は「あいつが100%悪くて、自分は悪くない。」と思っているものです。

 みんなも思い出したらそうではありませんか。
 「もしかして自分も悪かったかも、それでもパーンチ!」なんて人は多分いません。

 では、どうすればけんかは収まるのでしょうか。
 これは周りが全力で止めてください。時々面白がってけしかける人がいます。人にはプライドがありますから、途中でやめた方が負けみたいに思うへんな癖が出てしまうものなのです。

 いろいろあるかもしれませんが、周りは止めてあげてください。

 さてどうしても相手に手を出したくなる時が来たとします。
 その時のために話をしておきます。
 あとから先生が理由を聞いて「なるほど、それは君の言うことはよくわかる、手を出したくなる気持ちもよくわかる、続きをやっていいぞ」と言われるくらいの理由があるならいいです。

 「実は僕が先に、バカって言ったら、アホって言い返されたから叩きました。」なんて言うんだったら、それは承知しません。

(大体笑いが出る。)

 高学年がけんかをしたら、場合によっては相手は死にます。だから小さい時からけんかをして少しずつやらないようにトレーニングをするのです。大人が殴り合ったら警察域でしょう?高学年でもほとんど同じです。

 友だちに手を出すときには、先生や大人にきちんと理由が言えるくらいの覚悟をもってください。

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