Amazonレビューの読み方 ちょっと発見 (2023,03,07)
本を買う時に、とりあえずAmazonでどんな本かを眺める。
金額や著者、ページ数、出版年など見るが、やはりレビューがおもしろい。
必ず悪い評価を付ける人がいる。人間だから、好みがあるのは仕方がないことだ。
とっても期待していたのに、読んだら裏切られたような気がすることもあるのかもしれない。それを誰かにぶつけたくなるのかもしれない。
あるいは、詐欺まがいの本だから気を付けてねというメッセージかもしれない。
レビューの読み方でちょっと面白い発見をした。
ビジネス書の類で、☆1の中でよくある発信が
「書いてあることはすでに知っていることばかり。何の役にも立たなかった。」
例えば時間管理術の本など、それこそ本当にたくさん出ている。
これは昔から出ている。手を変え、品を変え、タイトルを変え、体裁を変えながらいろんな本が出ているのを見てきた。個人的に好きだから自分もよく読んでいた。(笑)
今でこそ買わなくなったが、ひと頃何か答えが知りたくてよく読んでいた。
こうした本はニーズがあるから出てくるのだろう。しかし、本も入れ替わりがあるから新しい体裁や新しいタイトルで、違った著者が書いて出してくる。
それはある程度仕方がないことだ。自分が20代の頃に著名だった人が書いた本が、今なお売れるとは限らない。
今の若者世代に受けがいいような形でまた出てくる。これからもきっとそうだろう。
内容にそれほど大きな違いはなくても、今のスタイルに合わせた本となって出てくるのは自然なことであろう。
先の「書いてあることは・・」という批評を書いた方も、きっと同じような本を何冊も読んだに違いない。場合によっては、何年もの間に何冊も読んだかもしれない。
すると、すでに絶版になっていそうな本に書いてあることと、今出ている本が結構似ているということも多いにありうる。
なぜなら、時間管理にそれほど大きな違いはないからだ。
「書いてあることは・・」と批判した人の気持ちは分かる。
しかし、他人からは「あなたはずっと時間管理の本ばかり読んでいるんですね。」と思われるだけだろう。
趣味で読むならいいが、時間管理の本を読みすぎて時間を使うのは少々もったいない。
反対に「勉強になりました。」と絶賛している人は、時間管理術の本に初めて出会ったのかもしれない。お若い方なら、それも大ありだろう。ずっと前の自分が新鮮な気持ちでページをめくっていた時と同じ感覚である。
いわゆるビジネス書の類は、時代とともに似たような傾向の本が出ることが多々ある。
それに気づいて「あれ、要するに自分が年を重ねたということか。」と思い至る。