ウオーキング 理想と現実のギャップ

日々あれこれ

 教育現場というのは、歩くということに関しては気にしなくても問題なかった。
 特に担任をしていれば、一日1万歩前後は楽に歩いている。教頭や教務になってからでも、それなりの距離は歩いていた。

 しかし、退職してからは、それが全くなくなる。事実、やめた最初の月は家の中にずっとこもった状態だった。おかけでこのブログが何とかなっているのだが。
 このままでは、筋力が落ちてしまう。

 そこで思い立ってウオーキングを始めることにした。
 そもそも、在職の頃の通勤途中で、ウオーキングをやっている人を眺めつつ、うらやましい気持ちでいたことを思い出した。今こそ実現の時である、と。

 ところで、ウオーキングとはどのくらい歩いたらいいものか、見当がつかなかった。
 ある本によると、内臓脂肪を落とすには、今歩いている距離よりも3000歩余計に一か月続けて歩くといいと書いてあった。すると計算上では1kgの内臓脂肪が落ちるらしい。

 在職中をおよそ7000歩と概算し、一日の目標を1万歩に設定した。

 今度は、1万歩とはそもそも、どのくらい歩けばいいのかが分からない。
 これは実際に歩いて見なければ分からない話だ。

 ものはためしに、自宅の周りに散歩コースがあるので、そこを歩いて見た。
 距離はスマホのアプリで計測する。(そのくらいのアバウトさで十分である。)

 歩いてみて、びっくり。
 なんと、600歩程度にしかならない・・・・・。一万歩歩くためには、一体何周すればいいのか。
 はじめのイメージでは、この散歩コースをのんびり歩くくらいで一日の運動は終わりと思っていたのだが、まったく話にならなかった。
 距離感がつかめていなかったのだ。

 そこで、もう一回り大きなコースを設定して回ってみた。
 これなら、かなりの距離を稼げるだろうと、気合を入れて歩いた。しかし、歩いた歩数は、1000歩程度。
 はじめの散歩コースよりもはるかに長いと思っていたのだが、2倍にもなっていなかった。
 このコースを使っても、1万歩のためには10周も歩かなければならない。同じところをそんなにまわるのは、うんざりである。

 それにしても、頭の中ではいいように計算していたが、全く予想が違っていたのには驚いた。
 それでは、1万歩とはいったいどのくらい歩けばいいのか、その時は全く見当もつかなかった。

 ともあれ、コースを見つけなければならない。家から出発して戻ってくる、あるいはどこかをぐるっと回って帰ってくるというコースを試すしかない。

 一度、往復30分の道を決めて歩いてみた。
 スマホのタイマーで15分計り、アラームがなったところで自宅へ戻ればちょうど30分である。

 いざ歩いて、これまたびっくり。
 えーーー、こんなところまで歩いてもたったの15分なのか。
 その距離は、我が子たちが行っていた中学校への道なのだが、15分では中学校にたどり着かなかったのだ。
 もちろん、今までほとんど歩いたことのない距離だった。しかも往復なのだ。

 帰宅してアプリを見ると、これでようやく3200歩くらい。
 どうやら、30分歩いて、3000歩強ということが見えてきた。
 つまり、1万歩のためには90分から95分くらい歩く必要がある・・・・。

 試行錯誤はさらに続く。

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