YouTubeの見方(我流)

日々あれこれ

 自分が起業という立場になって、YouTubeをかなり見るようになった。

 正直に言えば、おもしろい。
 娯楽的なおもしろさもさることながら、投稿者のみなさんの作り込み方に拍手を送りつつ、いろいろなコンテンツを見ている。

 娯楽系よりは、勉強系の動画見ることが圧倒的に多い。
 独学、英語の習得、起業、仕事術、お金の使い方・増やし方・・・・などなどに加えて筋トレや、睡眠などの健康系の動画も見ることがある。

 分かりやすく作り込んである動画を見て、その編集能力の高さにただただひれ伏すのみである。

 最近、子どもたちの就きたい職業のランキングからユーチューバーが下がってきていると聞く。
 何でも「コスパが悪い」という理由だとか。本当かどうかは分からない。
 しかし、この作り込み方は、納得がいく。

 この編集作業を経なければ、人に見てもらえないとなれば、一獲千金を狙うような気持ちでいた人には難しいかもしれない。
 お金も時間もかかるし、センスも必要である。仲間も必要である。

 芸能人のように初めからネームバリューがある人や、企業のように情報に信頼度が高いところが発信するものが、Googleの検索でも上にくるということだが、似たような「情報過多」の時代の対応は、これからもあちこちに弊害として出てくるだろう。

 いろいろと眺めつつ勉強になるのだが、おもしろいことに動画によって言っていることが真逆の時がある。しばしばある。
 皆さんもご経験があるだろう。「これってどっちが正しいの?」って。

 結論から言えば、それがまさにYouTubeなのである。
 うそをついている人がいるとは思いたくはない。
 それでも、人によって成果の出方は違う。読んでいる本も違うだろうし、同じ本を読んでも違う結果が出ることもある。
 YouTubeは発信の垣根が低い分だけ、多くの人が発信する。
 すると、百花繚乱になるのはむしろ自然なのである。

 ダイエット1つにしても、完全なる人類共通の解答というのは、どうもなさそうである。
 お金もうけも、勉強法もしかりである。

 だから、自分も一つの情報を丸のみ込みしないで、自分に合うものを選ぶようにしている。
 そのためにどの情報も話半分で聞いている。

 今はまだ、こうした情報社会の発展期だろうから、うまく制御できない人も多いだろう。
 「エコーチェンバー」と言って、自分に都合のいい情報だけに目が行き、意見を勝手に強固にしてしまう人もまだまだ多い。
 やがて、情報社会も成熟してくると、「まあ、いろいろあるよね」というように受け取り方もしなやかになっていくのだろうかと思う。

 それよりも、こうした動画配信のシステムが「すでに飽和状態」とも言われているが、これからどうなるのだろうか。
 企業や有名人だけの動画配信システムなんて、あんまりおもしろくない気もする。

 この10年くらいで景色も変わるだろう。

 

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