授業開き
算数の4月第1回目の授業ではノート指導をする。
数字は、大きく、濃く、はっきりと書く。一つのマスに一つの数字、10ならば1と0は二つのマスを使う。分数も2行で書かせる。定規を使う。
行は一行空くように次を書かせる。隣に二つ以上並ぶ時は互いの間もゆったり空ける。
毎時間日付と教科書のページ数を書かせる。
そうしたことを指導する。
「みなさん、九九は言えますか。」(だいたい元気に返事が来る。)
「二の段を言ってみてください。」(大体言える。この時の少し声の指導をしてもいい。)
「それでは2×1=2をノートの1行目に書いてください。
ただし、一つのマスには一つの数字や記号しか入れてはいけません。」
そして、机間巡視する。
「今の君たちのていねいさは何点ですか。」と聞いてみる。高得点を言うだろう。
「先生から見ると20点ですね。」子どもたちは驚く。
「では、上手な書き方を教えます。」
「数字はマスの天井と床にぎりぎり着きそうなくらいの大きさで書きます。」
と言って黒板に手本を書く。
「この時になるべく濃く、力を少し入れて書くのです。」
「それでは、1行空けて、1行空けて(強調する)、2×2=4と書いてみなさい。」
この瞬間にノートが激変する。中には「おー」と自分の文字を見て驚く子もいる。1行空けていない子どもがいたら指摘する。を
少し待って
「今度は続けて、2×3=6,2×4=8を続けて書きなさい。1行空けるのですよ。」
連続して書かせるのがねらい。できたら
「次は2×5=10ですね。この1と0は一つずつマスにいれます。絶対守ってください。」
次第に小さくなってくるので、「大きく、濃く、はっきり、天井と床に着くくらい」と声をかけていく。
続けて2×6から2×9までは子どもたちの実態に合わせて一気に書かせてみてもいい。
これでほぼ1ページ使い切る。