読んだ本の中で印象に残った本を、記録代わりに掲載していきます。
012 「高校生からのゲーム理論」
松井 彰彦 筑摩プリマ―新書
☆☆☆☆★ →評価は独断と偏見です。
ゲーム理論について続けて2冊目。専門書を読む自信がないので、題名につられて購入した。
個人的には分かりやすいと思ったが、人によって受け取り方は違うかもしれない。学級経営にゲーム理論を導入したらどうなるかという興味はあるのだが、自分自身の頭の中でまだ消化できていないので、その答えを出すのにはしばらくかかりそうである。
(2023,05,22)
011 「16歳からのはじめてのゲーム理論」
鎌田 雄一郎 ダイヤモンド社
☆☆☆☆★
以前に少しだけかじったことのあるゲーム理論について、改めて勉強し直そうと思って手に取った。
この本そのものは、ゲーム理論が前面に出ているわけではないので非常に読みやすい。こうした社会の在り方を理論として整理しようとする発想が好きで、読みたくなる。ゲーム理論の勉強はもう少し続けたい。
(2023,05,15)
010 「2040年の日本」
野口悠紀雄 幻冬舎新書
☆☆☆☆★ →評価は独断と偏見です。
我が国の現在や将来を論じてる本は多い。この本は厳しい現実から目を背けるなというメッセージとして読んだ。広い範囲にわたってよく調べてあることに敬意を表する。さすが著者である。ここから、何を学び現実からどう一歩を踏み出していくか。私なら、教育の場で何ができるのか、自問している。
009 「シンプルで合理的な人生設計」
橘玲 ダイアモンド社
☆☆☆☆☆
著者の本を一度読んで、病みつきになった。誰もが口をつぐみそうな本音の部分を、それもていねいな検証ととともに主張している。賛否はあるかもしれないが、私には刺さる本だった。今回は、題名の通り、人生設計の本である。これって、働き方改革にも通じるなあと思い、いずれそちらでも取り上げようと考えている。
(2023,03,30)
008 「政策起業家」
駒崎弘樹 ちくま新書
☆☆☆☆☆
こういう生き方、仕事の仕方をする人も社会にはいるのだとこれもまた衝撃の本だった。ビジネスや実用関係の本で泣いたのは初めてだと思う。しかも、読んでいたスタバで。人は、人の熱によって動く。熱によって策を生み出し、仲間を引き寄せ、ことをなしていく。自分がやってきたこと、やっていることの、小ささを思い出すためにここに記録を残しておく。
007 「逆転人生の糸島ブランド戦略」
岡祐輔 実務教育出版
☆☆☆☆☆
著者は、地元福岡市のお隣、糸島市の市役所にお勤めで、公務員として地元のブランド戦略に携わっている。糸島市の盛り上がりはよく伝わってくるのだが、その裏にこんな素敵な仕掛人がいたのかと思うと、ちょっと感動してしまった。それも根性論ではなく、きちんとしたマーケット理論に基づいた戦略と、多くの人とのネットワーク形成に成功の秘訣があった。
(2023,03,14)
006 「東大独学」
西岡壱誠 東洋経済新報社
☆☆☆☆★
独学の本はいろいろあるうちの一つをまずご紹介。この本にある独学のシステムを学校に生かしていく。と言っても、方法を丸ごとまねるのではない。示された原理を、授業が学校のシステムの中に組み込むとしたら何ができて何から始めればいいのかを考えるということである。離れているところから学ぶ意味は大きい。
005 「寿命の9割は腸で決まる」
松生恒夫 幻冬舎新書
☆☆☆★★
健康に関する本は前からあれこれと読んでいる。読んでいくうちに腸の話にもたどり着いた。腸に関する本は3冊目かな?同じような本を何冊か読むと共通点が見えてくるのがおもしろい。まずはできるところから試してみる。
(2023,03,09)
004 「7000人の子の命を救った
心臓外科医が教える仕事の流儀」
高橋幸宏 致知出版社
☆☆☆☆☆
小児心臓外科医の第一人者である著者の本。しかし、これは他の仕事へも転用可能なスキルやシステムの解明である。特に、教師には汎用性がとても高いと思った。技術とは何かを再認識。
(2023,03,05)
003 「映画を早送りで観る人たち
稲田豊史 光文社新書
☆☆☆☆☆
一言で言えば、衝撃だった。いちいち納得してしまったことが。
映画を早送りで観る人がいる→なんで?→タイパが大切・・・ここで終わる人がほとんどだろうが、問題は「なぜタイパが大切なのか。」というあと一歩の深堀である。
(2023,03,05)
002 「BRAND ブランド」自分の価値を見つける48の心得
岩田松雄 アスコム
☆☆☆★★
著者は、元スタバCEO。
自分を他者にどう見せるかという外側の問題を考えようと思ったら、はやり内面にこだわらないといけないことを気づかせてもらえた本。「ジョハリの窓」は他の本でも見たことがあるが、自己分析にはいい。
(2023,03,05)
001 「未来力」
三木谷浩史 文藝春秋
☆☆☆☆☆
言わずと知れた楽天社長の三木谷氏が著者。
この著書に込められたメッセージが、衝撃的なので紹介している。モバイル事業の赤字を「そら見たことか」と叩いている人がいるが、私にとっては正直そこはどうでもいい。楽天が好きかどうかではなく、こうしたビジョンを持って社会に挑む姿に学ぶところがあると思っている。